本日、三条ベースで開催したサロンでは、「民間事業による社会課題解決」をテーマに参加者の皆さんと対話を重ねた。
テーブルを囲みながら話していて改めて感じたのは、社会課題というものは、本来ひとつながりの暮らしの中で起きているということだ。
高齢者支援の話をすると、そこには移動の問題がある。健康の問題がある。買い物の問題がある。そして孤立の問題がある。
子どもの居場所づくりを考えれば、教育だけでは完結しない。福祉や地域コミュニティ、働く世代の環境、経済活動までもが関係してくる。
ところが制度は違う。
国土交通省、厚生労働省、経済産業省、農林水産省、環境省。
それぞれが重要な役割を担っている一方で、現場の課題は省庁ごとに発生しているわけではない。
地域に生きる一人の暮らしの中で、すべてが複雑に絡み合っている。
だからこそ、今日の対話で大きなテーマとなったのが「社会構造を理解する民間事業者の役割」だった。
地域性を知らなければ地域課題の本質は見えない。
その土地の歴史や文化、人間関係、産業構造、価値観の積み重ねを理解して初めて、本当に必要な支援や仕組みが見えてくる。
ボクたちが目指しているのは、行政に課題解決を押し付ける社会ではない。
民間事業者、市民、地域プレイヤーが主体的に動き、行政と補完し合う社会だ。
行政職員の皆さんも限られた人員の中で膨大な業務を抱えている。
だからこそ、地域の困りごとをビジネスやコミュニティの力で解決できる人材が増えることは、結果として行政負担の軽減にもつながる。
競争ではなく補完。
分断ではなく連携。
そして管理ではなく信頼。
見えている課題だけを追いかけるのではなく、その背景にある社会構造を理解し、人と人とのご縁をつなぎながら和を生み出していく。
そんな民間主導のまちづくりが、少しずつ全国で始まっているように感じる。
今日集まった皆さんもまた、それぞれの立場で地域の未来に向き合う実践者だった。
人は仕組みをつくり、仕組みは人を育てる。
地域の未来は、誰か特別な人が変えるのではない。
目の前の困りごとに手を差し伸べる人たちの小さな行動の積み重ねによって創られていく。
あなたの地域にも、きっとあなたの力を待っている課題がある。
そしてその課題の先には、まだ見ぬ誰かの笑顔が待っているのかもしれない。
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プロフィール
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2011年、AND-ONを創業。
小規模企業・中小企業に寄り添う
独自のブランディング理論
「NANOBRAND」を確立。
2019年に
NANOBRAND合同会社を設立し、
企業支援と地域共創事業を展開。
その後、
新潟県三条市で
「三条ベース」を開設。
子どもの居場所づくり、
地域交流、高齢者支援、
障がい者自立支援、
資源循環を組み合わせた
課題相殺型コミュニティを実践。
現在はその経験を活かし、
中小企業の経営支援、
地域活性化事業、
社会課題解決型プロジェクトの
企画・運営を行う。
企業・行政・市民をつなぐ
「仕組家」として活動。
■ 主な実績
・独自ブランド理論
「NANOBRAND」を確立
・全国3,000社以上の
中小企業支援実績
・中小企業庁「ミラサポ」
ベストパートナー賞受賞
・2004年 グッドデザイン賞受賞
・三条ベース、
ZUPPE燕三条を開設・運営
・NIKS地域活性化大賞受賞
・新潟大学
地域共創特別演習(三条)
非常勤講師
■ 得意分野
・中小企業ブランディング
・経営戦略・事業構築支援
・地域活性化プロジェクト
・社会課題解決型事業の設計
・コミュニティデザイン
・課題相殺モデルの構築
・互助育プログラムの開発
企業の成長と地域課題の解決を
同時に実現する
「まちぐるみの仕組みづくり」を支援。
高橋 憲示
NANOBRAND合同会社
代表社員 CEO・仕組家
