2024年5月23日
誰かの創った世界に無理して入り、関係性に違和感を感じながら自分の感情を押し殺して無理するより、自分で世界をつくって求める人たちを受け入れる方が、人間らしく生きる事ができます。
三条ベースを運営してもうすぐ丸10年になります。
運営していて見えてくるのは『大人は自分たちのイメージで、こどもの環境をつくりたがる』ということ。
子供が何を思って、何を考え、何を望んでいるかがわからないから、まるで宇宙人との遭遇したかのように境界線をひいて、居場所づくりに論議する。
子供たちが『ただいま』と言ったら『おかえり』と迎えてあげて、悪いことをしたら『叱ってあげて』帰る時には『車に気をつけて』と声をかけて『いつでも来れる場をつづける』
10年続けた結果、これで十分だと感じる。
立派な建物も遊具もいらない、対峙する大人がちゃんとしていれば大丈夫
三条ベースは大したことをしていないが年間のべ1万人の子供が利用する。
親の送り迎えがある子はほんの一部でほとんどは自力でくる笑
『三条ベースは居心地が良い』と口々に子供たちは言う。
子供たちに気を遣ってないし、子供たちも気を使うことがないから元気に遊ぶ。
大人の作りたい『子供の居場所』は、子供の居心地が良いのか?
それを理解するなら、童心に帰って自分に聞くしかない。
放課後は、子供たちにとって大人が不可侵な特別に与えられる時間であって欲しい。
三条ベース
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