夢は全員障がい者の上場会社
地域活動支援センター三条ベースでは、新潟県立月ヶ岡特別支援学校より、現場実習の要請を受け10月3日、4日と二日間にわたり、高等部の生徒の受け入れ実習を実施しました。
三条ベースの環境改善事業「ZUPPE燕三条」には、広域から様々な生活不用品が持ち込まれます。衣類や食器はもちろん、中にはまだ使えるゲーム機やソフト、書籍やCDなどが大量に来ます。
チケットによる物々交換や、詰め放題、衣類の譲渡会など、持ち込まれた物品配布を考える日々です。
なので、今回の現場実習を受けるにあたり、学校へ提案をさせていただきました。
「卒業後に勤務するのではなく、自立できる環境をつくる」ことです。
障がい者自立支援は、企業で働くことを目的とした「世の中に使える人材」の供給という旧態依然とした状態であり、「企業社会で適応できないことが悪」となっています。
すでに、企業で働くだけの将来ではない現実社会の中で「どこかで働かせてもらえるように通例に合わせなければならない」ような社会常識を人間に当てはめてること自体が僕には諸悪の根源に思えてなりません。
自立=「世の中の役に立ちながら自分の生活も成り立たせること」という最も基本のシンプルな考えに立ち返ることが大切だと思います。
だから、今回の実習では実習生に「ごみの減量化を実現しながら、自分の生計を増やす」というテーマを与えて、ZUPPE燕三条に持ち込まれた品物をメルカリで販売する。という基本的な金銭の獲得方法を教えました。
障がいを持っているため、見えない圧力で活動に制限があり、自分の将来も見えなかった実習生は、2日の実習で初めて「自分のチカラで5000円という報酬を獲得しました」
彼が、販売スキルを高めてさらなる収益を獲得できるようになるのであれば、彼を起業させて「ネット販売福祉事業」を展開することも考えられます。
全員障がい者の上場企業だって夢じゃない。
世の中の常識が常識じゃなくなっている今が好機
自立から包括へ、18歳の少年の未来を一緒に応援していただきたいと思います。
さまざまな社会課題に対して、解決できる仕組みは存在して、必ず誰かの役割がそこにあります。
『解決できない社会課題はない』と僕は考えます。
そんな、社会課題解決をビジネスの仕組みで実施する企業が結集する展示会が10月6日に開催されます。
ぜひ、ご来場ください。
地域循環フェス
https://nanobrand.co.jp/cjf2024/
<NANOBRAND経営理念>
世の中には不要なものはない。全てに役割が存在し、思いやる心が命を育む。役割を与えることで命をつないでゆく。
NANOBRAND
https://nanobrand.co.jp/
三条ベース
https://nanobrand.co.jp/sanjobase/index.html
サロンセミナー開講日
毎月第三土曜
会場三条ベース
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