自分らしく活かされるためのブランディング

世の中は全てお互い様

世の中は全てお互い様

『余ったっけ食べて〜』
『こんげでいかったら!』

と言って

三条市の二七の朝市の日は、農家の齋藤さんが、売れ残りの野菜を三条ベースまで届けてくれる。

朝市の野菜は、食べられる新鮮な野菜やお魚が並ぶ。
野菜はスーパーのように綺麗なカタチにこだわって規格外をつくらないから、ユニークなカタチのものや大きい、小さいものさまざまなカタチが並ぶ。

世の中で言う『規格外野菜』は朝市では並ばない。
美味しく食べられると言う条件のみが朝市に並ぶ。

価格もスーパーの市価に比べたら格段に安いので朝市で買い物すれば良いのだが、子育て中の働くママにとって朝は外出などできるわけもなく、家計を切り盛りするために、朝市を使って欲しい層が一番遠のいている。

また、俗に言う『規格外』も含めて販売している野菜たちは売れ残ると自家消費で漬物にしたり料理に使ったりするが、大量にあるので昔は近所に配ったり『お裾分け、お互いさま』をしていたが近所付き合いが希薄な昨今は『畑の肥やし』にするしかない。

しばらく、せっかく作った野菜を廃棄することに心を痛めていた齋藤さんは、三条ベースのZUPPEを知ってから野菜廃棄の呪縛から解放される。

『美味しく食べられるなら、なんでも引き取る』

それがZUPPEのルール

『何か持ってきた人は、好きなものがあれば持って帰る』と言うルールもあるので、齋藤さんはお孫さんの玩具を持って帰られました。

『野菜をもらってくれるだけでもありがたい』と齋藤さんは言う。

齋藤さんの野菜は即座に陳列され、三条ベースに訪れる市民に無料配布する。

野菜を持って帰る市民は『野菜がもらえるなんてありがたい!』と喜んで帰る。

そのほとんどが子育て中のママたちだ。

なる。

そこに、支援する側も支援される側もない。

世の中は全てお互い様

困っている人がいなくなれば、社会保障に税金はかからない。

最低限の生活ができる
衣 ゴミの減量化
食 フードロス削減
住 空き家対策

が余りに余って廃棄しているのが日本の現状である。

これを困ってる人(児童福祉、高齢福祉、障がい福祉)に提供できる仕組みをつくれば丸く収まる。

そして、そんな住み良いまちに人は集まるから人口は増える。

僕はそう考えて、三条ベースから未来を変えている。

追伸 齋藤さん、いつもありがとうございます😊

三条朝市
https://www.city.sanjo.niigata.jp/soshiki/keizaibu/eigyosenryakushitsu/kanko/627.html

三条ベース
https://nanobrand.co.jp/sanjobase/index.html

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この記事を書いた人
NANOBRAND合同会社 代表社員 兼 CEO(仕組家) 1971年、新潟県三条市生まれ。メーカーでブランディング、商品開発を修得したのち2011年に現法人であるNANOBRAND.LLCの前身の事業、AND-ONを創業する。 社会課題解決型ビジネスで持続可能な未来を実現するため、3000社以上の経営者を支援し、民間企業連携による循環社会の形成や官民協働の仕組みを構築する。 2015年に立ち上げた三条ベースは、社会課題解決をテーマにしたソーシャルコミュニティスペースとなっており年間のべ1万人以上が来場する。現在は行政・団体からの視察受け入れや講演活動を精力的に展開する。
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