自分らしく活かされるためのブランディング

『賑わい』と『イベント』のちがい知ってる?

賑わいとは何か?
非日常では、日常は生まれない

「イベントとは、日常と異なる特別な時間を提供するものだ。だが、それだけでは“賑わい”は生まれない」

多くの地域が、集客の手段としてイベントを繰り返している。だが本質的には、“イベント”と“賑わい”は異なる概念である。
イベントは一過性。賑わいとは、継続だ。

賑わいとは、日常的に人が自然と集まり、そこに関係性と循環が生まれていくこと。
それを実現するのは、「地域の生活ニーズに応える事業」に他ならない。日々の暮らしに必要とされ、通いたくなる。そんな場であり、仕組みである。

だからこそ考えるべきは、「人を集めること」ではない。
お客様が「来てしまう」ような存在となること。つまり、期待を越えて応え、日常の中に自然と入り込むことが本質である。

そのためには、ただ“世の中に求める”のではなく、“世の中に与える”ことが重要だ。
与えることで共感が生まれ、信頼が積み重なり、やがて「場の力」が育っていく。

事業を革新するのは、手法ではなく、姿勢である。
来てもらうのではなく、来てしまう。求めるのではなく、与える。

地域の“賑わい”とは、そうした事業と暮らしが響きあい、共に耕されていくプロセスなのだ。


賑わいとは何か #イベントの限界 #与える経営 #地域と暮らし #日常に根ざす事業 #共感が生む循環

この記事を書いた人
NANOBRAND合同会社 代表社員 兼 CEO(仕組家) 1971年、新潟県三条市生まれ。メーカーでブランディング、商品開発を修得したのち2011年に現法人であるNANOBRAND.LLCの前身の事業、AND-ONを創業する。 社会課題解決型ビジネスで持続可能な未来を実現するため、3000社以上の経営者を支援し、民間企業連携による循環社会の形成や官民協働の仕組みを構築する。 2015年に立ち上げた三条ベースは、社会課題解決をテーマにしたソーシャルコミュニティスペースとなっており年間のべ1万人以上が来場する。現在は行政・団体からの視察受け入れや講演活動を精力的に展開する。
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