産霊(むすひ)とは、神道における観念で、天地・万物を生成・発展・完成させる霊的な働きのことである。産霊、産巣日、産日、産魂などの字が宛てられる。
「ムス(産)」には“生じる”、「ヒ(霊)」には“神霊の神秘的な働き”という意味があり、産霊とは、「結びつくことによって神霊の力が生み出される」ことだと言われております。
古事記には、“天地が形成された始まりの時に、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)という三柱の神が現れた”と記されています。 この中の二柱の神名にも「ムスヒ」が見えることなどからも、「天地万物を生成する霊妙な力をもつ神霊」とも定義されます。
産霊は、生殖によって生命を産み出す力をも意味し、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)は結婚して、日本の国土を産みなす「国生み」や、多くの神々を誕生させる「神生み」を行っています。
また、産霊は、物質や事象を生成・発展・完成させる力をも意味します。例えば、稲作においては、稲が成長して実を結ぶ過程、または、農耕によって社会が形成されていく過程などが、産霊の働きとして捉えられています。
このように、産霊は、天地万物の生成・発展・完成を司る、神道における重要な概念であると言えます。
私たちの生活の中にも
・むすこ
・むすめ
※語尾を合わせてコメ(米)となる。
・おむすび
など、子孫繁栄をねがい
時代を結んで来た先人が米に対して託した想いが伝わってくる。
結ぶとは、相手がいないとできないこと。
結ぶとは想いが不可欠であり、愛が生まれることで成就すること。
相手を想うから行動できる
世の中を憂うから活動する
その中で(産霊)を執り行うことこそ『活(生)かされている』状態となり
本来の自分自身の人生を生きることになるのだが、現代は自分主体の視点により他人と比較し、満たされないことで心を病む者が増え続けている。
それは、愛を求めているからであり、そのような『満たされない者を満たす』活動が、次の満たす者を造るため、産霊(結び)により世の中は満たされてゆく。
事業はそもそも産霊であり
世の中を満たすため『学び』
そして具現化するための仕組みを構築する事で成立する。
人の一生は儚い
借り物の肉体は百年で朽ちる
だから、子供たちに未来を託す
それも産霊
それだけでいい。
それだけで、世の中は正常運転に入る。
力と金と権力の時代は終わり、愛と産霊の本来に還る。
家族、学校、会社、政治など、いままでの常識であった社会構造も、機能しなくなってきた理由は、必要なくなってきたからと言われている。
血のつながらない家族同士が産霊により、自分のことも相手も満たして世の中が満たされる。
それが、いよいよ扉が開いて
一気に広まっていくのが龍の年
新年早々にさまざまな
お印が目に入ってきますが
恐れることなく
自らが生まれてきた使命を
思う存分に果たすための
産霊を発揮してください。