自分らしく活かされるためのブランディング

無印良品にみる循環ビジネスへの市場変化

かつて「ESGは儲からない」と言われてきました。しかし無印良品の実践が示したのは、インフレや資源高騰といった課題と、環境配慮という課題がぶつかり合うことで、むしろ新しい競争力が生まれるという「課題相殺」の力です。

この発想はサーキュラーエコノミー(循環型経済)の本質とも重なります。廃棄物や制約を「負担」として扱うのではなく、資源として循環させることで、社会的課題を経済的合理性へと転換できるのです。

いま私たちに必要なのは、この変化を一部の企業の成功事例にとどめず、地域や市民生活の基盤に広げていくことです。そのための仕組みとして「日本互助育プログラム」を推進します。

互いの課題を持ち寄り、相殺し合い、資源として循環させる。そこから生まれるのは、持続可能でしなやかな社会の新しいビジネス軸です。

未来は「課題を減らす」ことではなく、「課題を活かす」ことから始まります。

課題相殺 #サーキュラーエコノミー #無印良品 #日本互助育プログラム #循環型社会 #地域から未来をつくる

この記事を書いた人
NANOBRAND合同会社 代表社員 兼 CEO(仕組家) 1971年、新潟県三条市生まれ。メーカーでブランディング、商品開発を修得したのち2011年に現法人であるNANOBRAND.LLCの前身の事業、AND-ONを創業する。 社会課題解決型ビジネスで持続可能な未来を実現するため、3000社以上の経営者を支援し、民間企業連携による循環社会の形成や官民協働の仕組みを構築する。 2015年に立ち上げた三条ベースは、社会課題解決をテーマにしたソーシャルコミュニティスペースとなっており年間のべ1万人以上が来場する。現在は行政・団体からの視察受け入れや講演活動を精力的に展開する。
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