新時代の生き方―摂理(仕組み)と愛和による調和社会への招待
私たちは現代社会において、善悪や思想の違いから争いに巻き込まれることが多いですが、その根底にあるのは人間が生まれた際に与えられた使命や役割、すなわち「失本心故」の問題にほかなりません。
仏教用語の「失本心故」とは、人が本来備えている清浄な心や使命を、生きる中で忘れてしまい、その結果として「何かをしなければならなかった」という執着や苦悩に苛まれる状態を指します。
仏教の教えでは、真の幸福や悟りはこの原初の心に立ち返ることによって実現されると説かれています。
また、私たちが進むべき道は、単なる自然崇拝を超えて、世界に宿る不変の法則、すなわち摂理(仕組み)との調和にあります。
摂理(仕組み)とは、宇宙や万物に流れる永久不変の法則であり、科学や学問がいかに発達してもその根源的な流れは私たちの理解を超えた普遍の真理です。こうした考えは、仏教における因果律や無常観とも共鳴し、私たちに謙虚さと深い洞察を促します。
現代人にとって大切なのは、まず自らの内面に存在する「失本心故」に気づき、忘れ去られた本来の使命を再認識することです。その上で、赦しと愛和(調和のある愛)の精神に基づいて互いを尊重し、各々が与えられた役割を果たすことで、争いのない社会、すなわち摂理(仕組み)と一致した調和のとれた世界へと導かれるのです。
仏教はこのプロセスを、自己の煩悩に気づき、それを手放すことを通して悟りへと近づく道と捉えています。
このような新時代の生き方は、互いの違いを認め合い、赦し合いながら、自然の流れに逆らうことなく生きる道しるべとなります。
私たち一人ひとりが、内側に宿る本来の使命に立ち返り、摂理(仕組み)と共鳴する愛和の精神を実践することで、持続可能な調和社会を築き上げ、争いのない未来を迎えることができるでしょう。
仕組家 高橋憲示
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