課題は「足りない」から生まれるのではない。
余りと不足が、出会えずにいるだけ。
人手・予算・制度を投入して穴を埋める従来の解決は、投入が止まれば効果も止まり、担い手だけが疲れていきます。いま必要なのは、資源を足すことではなく、すでに在るものを結び直す一人の存在です。
穴埋め型の限界
補助金は単年度、支援は制度ごとに分断。事業が終われば活動も止まり、同じ課題が再発する「もぐら叩き」が繰り返されています。
行政の課題
行政は課題を縦割り・単年度・公平性の枠で切り分けざるをえず、余りと不足を横断して結び直す主体を制度内に持てません。
民間から、まちぐるみで
だからこそ、住民一人ひとりが役割を担い合う「まちぐるみのまちづくり」を、民間で日常的に起こす仕組家が求められています。
互助育という、循環の基盤。
本プログラムの土台には、8つの概念からなる思想基盤があります。これらを共通言語として、余りと不足を噛み合わせ、役割の循環を設計します。
万人共通の喜びの循環。すべての設計が最終的に向かう目的地。
個別固有の生かされ方。その人にしかできない社会への関わり方。
役割を噛み合わせ、使命を社会に広げる循環装置。
余りと不足を補完し合う交換の基盤。
全と個の循環。全体が個を生かし、個が全体に還る双方向の働き。
関係性の調和。循環を持続させる運用の基盤。
関係性から価値が生まれる働き。結ぶこと自体が価値創出である。
役割と貢献による価値循環。貨幣で測れない価値を循環させる土台。
から、
課題が生まれない循環を
設計する人へ。
仕組家とは、余りと不足を噛み合わせ、役割の循環を設計・運用する職能です。個別に処理するのではなく、関わるほど資源が増える循環をつくる。不要な“モノ(物・者)”が生まれない「シン・生活様式」を、地域の内側から立ち上げる担い手です。
「学ぶ」で終わらせない、三位一体の設計。
セミナーやコンサルティングと異なり、産学官の連携による「地域共創事業」の構築を軸にカリキュラムを組み立てます。一人で悩みを抱えることなく、世の中と一体となる事業を体感します。
学ぶ・行動・実現の三位一体
マインドの起こし方から社会視点、イメージの具象化までを理解し、学びを行動へ、行動を持続可能な実現へと接続します。
産学官連携の地域共創
企業・自治体・大学を問わず連携する地域共創事業を軸に、市場調査・開発・ブランディング・実装までを一気通貫で学びます。
課題相殺で“まちぐるみ”
余りと不足を補完し合う課題相殺により、まちぐるみのまちづくりを民間で日常的に実現する手法を身につけます。
一人で抱えない伴走
オンラインサロン・個別セッション・勉強会を通じ、事業構築の悩みを共有しながら、持続可能な事業を共につくります。
仕組家が養成するための、7つの力。
思想の基礎づくりから、現場の運用まで。
前の部が次の部の前提となるよう、段階的に積み上がる構成です。各項目は「現状→課題→原因→対策→効果」を一続きの読み物として学び、政治・社会・企業・ESG・まちづくりを横断するディスカッション事例で対話します。
思想基盤を実装する
世界をどう捉えるかという土台を据える。
- 01仕組家とは何か
- 02摂理 ― 全と個の循環
- 03使命と役割
- 04産霊 ― 関係から生まれる価値
社会課題を構造的に捉える
課題を連動する構造として捉える眼を養う。
- 05点でなく構造で見る
- 06分断の構造
- 07貨幣基盤の限界
- 08現場観察の技法
余りと不足を見抜く
課題相殺の基本単位を対で捉え、資源を再定義する。
- 09余りと不足
- 10資源の再定義
- 11相殺マップの作成
- 12交換の条件設計
役割循環を設計する
役割を発見し、噛み合わせ、循環を起動させる。
- 13役割の発見
- 14役割の噛み合わせ
- 15循環装置としての互助育
- 16循環の入口と出口
地域基盤を構築する
ひと・もの・場を統合し、貢献を可視化する。
- 17地域基盤の全体設計
- 18非貨幣基盤の価値循環
- 19場の設計
- 20既存経済との接続
現場で運用し、持続させる
起動し、和を保ち、仕組家自身を再生産する。
- 21互助育の立ち上げ
- 22和 ― 関係性の調和
- 23循環の計測と改善
- 24仕組みの継承と拡張
診断から実装まで、同じ思考の型で。
現状
→課題
→原因
→対策
→効果
中山間地の生活支援 ― メニューはあるのに、暮らしが支えられない
支援を制度・予算の項目ごとに切り分けざるをえず、恒常財源も横断調整の主体も持たないため、暮らし全体を一つの循環として支えられない。
動ける住民の車と時間、元気な高齢者の見守り力を「支え合い当番」として役割化。行政の補助を待たず、住民が担い合うまちぐるみの循環に結べば、補助が切れても途切れない。
1年間、共に学び、行動し、実現する。
受講者は、日本互助育プログラムを受講しながら、講師の特別セッションを同時に受けられます。具体的な事業の悩みを一人で抱えず、実装まで伴走することも可能です。
- 自身の仕事・事業を「公益化」する具体設計
- 市場調査・開発・ブランディング・プロモーションの実践支援
- 地域の余りと不足を結ぶ、あなたの互助育プランづくり
地域と、自分の事業を、同時に生かしたい人へ。
- ✓自分の事業を、社会に役立つ形で公益化したい事業者・起業家
- ✓補助金頼みでない、持続する地域活動を立ち上げたい人
- ✓行政だけでは動かない課題を、民間・住民の力で動かしたい人
- ✓福祉・環境・空き家・食などの地域課題に取り組む団体・NPO
- ✓まちぐるみの仕組みづくりを担う、次世代のリーダー
- ✓産学官連携で地域共創事業を構想する自治体・大学関係者
NANOBRAND合同会社 代表
新潟大学「地域共創特別演習」非常勤講師
皆様一人ひとりの力が地域全体の力となり、社会全体の変革につながると信じています。互助育を通じて自己の存在意義を見つけ、地域社会に貢献することで、より豊かな人生を築いていきましょう。受講生が仕組家として各地で活躍し、その灯が日本から、やがて世界を照らす——そう祈念しながら、このプログラムをお届けします。